ワイミーズ式「夏の暑さ対策」


夏本番。毎日暑い日が続いております。
という事で、今日はデスノの皆様に夏の暑さ対策について聞いてみたいと思います。
え?一部簡単に答えが予想つくって?
ホホホ、まぁ、それはごもっともですがそう気になさらずに。
では、レッツゴー!!

 

 

 

L「って、バカじゃないですか?ここの管理人。
  そんな決まり切った答えしかない質問に、世界の切り札たるこの私が、
  どうして答えなくちゃいけないんでしょうねぇ」
N「管理人の脳味噌がうだっているからじゃないですか?
  ここの管理人、寒いのもダメですが、暑いのもダメですからね。
  気温が30℃を超えると眠くなってしまうそうですよ。冬眠の反対ですね。
  どんなに寝汗をかいても目が覚めないし、というか気絶するように寝ているし、
  そのくせクーラー病でくたばる寸前ですし」
L「ニア‥‥貴方、何時の間に此処に?というか、どうやって入ったんですか?」
N「あ、お久しぶりです、L。
  貴方が招待状を出すのを忘れているようなので、私の方から来て差し上げました。
  へぇ、ここが例のLビルですか。
  世界で1位2位を争う高地価地帯東京のど真ん中に、
  50%割増料金の突貫工事で建てた超!ハイテクビル。
  ワタリが今回の捜査費用は大赤字だと、ブ~ブ~文句を言ってましたが、
  流石金を掛けただけあって冷房が隅から隅まで!行き届いてますね。
  私の別荘にはうってつけです」
L「私の質問をスルーするとはいい度胸です。
  スルーどころか、私が忘れたいと思っていた事をわざわざ蒸し返してくれるとは。
  しかも、別荘?誰の?ここは私の持ちビルです。
  近い将来私と私の愛する人との『愛の巣』、もとい、探偵事務所となるビルです」
N「無駄に記憶力だけは良いのですから忘れるなんて諦めてください。
  愛の巣?何ですか?新商品のバルサミコ酢か何かですか?頭、沸いてますね?
  そんな可哀そうな貴方のために、お答え致しましょう。
  鍵もパスワードも持たない私がどうやってこのビルへ入れたかと言うと、
  何の事はない、たまたま同じように此処へ入ろうとしていた刑事に出くわしたからです。
  え?身分証明はどうした?そんなの、Lの知り合いだと言って、
  ちょいと貴方の外見的特徴を口にしたらあっさり信じて通してくれました。
  『矯正不可能な猫背の甘党カエル』と言ったら一発でした。教育がなってませんよ。
  え?どんな奴かって?アフロではありません。デカ物でも、年寄りでもありません。
  若い男でした。あぁ、それだけで誰か判るとは流石Lです」
L「松田ァァァッ!冬のボーナス全面カットだァァァァァァッ!!!」

松「エェェェェッ!?何でェェェェェェェッ!!??」
L「いたんですか、バカ松田」
松「いましたよ、さっきから!
  それよりどうして僕の冬のボーナスが全面カットなんですか!?」
L「夏のボーナスは既に払ってしまった後だからです」
松「そんなぁ!?冬のボーナスで給料3カ月分の指輪を買って、
  月君にプロポーズするつもりだったのにィィィィィィ!!!」
L「何ですとォォォォォォッ!!!???」
N「冬のボーナスという事は、今年いっぱいかかってもキラ事件は解決できないと、
  既に諦めているという事ですか‥‥ボソッ」
L「ニア、聞こえてますよ。何が『ボソッ』ですか」
N「一応陰口は小声でボソボソ言うものなので」
松「ちっとも小声じゃなかったと思‥‥ホゲッ!!!」
L「貴方はそこで床とお友達になってなさい!
  月君にプロポーズだなどと、自分を知らないにも程があります!
  図々しい!!」
N「相変わらず見事な足技ですが、話がずれてますよ、L。
  夏の暑さ対策はどうなったんですか?」
L「誰のせいでずれたんですか!そんなもの!
  エアコンonlyに決まってるでしょう!!」
N「ですよね。頭脳派の私達にはそれしかありませんよね」
L「私達?私達って何ですか?」
N「私達と言ったら私達です。一応世界の切り札ことLと、
  近い将来現Lを上回る頭脳でもってその名称を名実ともに受け継ぐこの私です」
L「フフフ‥‥やはり一度シメないといけないようですね。
  誰が誰を上回るですって?寝言は寝てから言いなさい。
  それに、私は未だ未だ引退するつもりはありません!」
N「貴方の方こそそろそろ自覚した方がいいんじゃありませんか?
  たかが連続殺人犯一人にこんなに時間をかけて、しかも大金まで投じて。
  私の金はビタ一文減らす事は許しません!」
L「誰の金ですか、誰の!全部私が稼いだ金でしょうが!」
N「Lの物は私のもの、私の物は私の物。故に、Lの金はLを受け継ぐ私の物です」
L「どうやら教育を間違ったのはロジャーのようですね」
N「強い者、賢い者が全てを手に入れるのがこの世の掟です」
L「弱肉強食ですか‥‥いいですね。ならば、その掟に則り、
  私が今直ぐクソ生意気な貴方をヒートアイランド現象真っ盛りの、
  猛暑20日目の東京のど真ん中に放り出してあげましょう!」

月「子供相手に何物騒な事言ってるんだ!竜崎」
L「月君!マイスィートハニー!!
  お待ちしてました!今日も来て下さって嬉しいです!!!
  貴方のために掃除も洗濯も残しておきました!キッチンも昨夜のままです!!
  貴方のお仕事の後には私がマッサージをしてあげますね!!!」
  あぁ、こういうの、なんて言いましたっけ?そうそう、『通い妻』‥‥フガッ!!」
月「ハハハ、こんな涼しい所にいて脳味噌が沸騰するなんて、器用な奴だな、竜崎。
  誰がハニーだ!誰が妻だ!!この子達が信じらたどうする気だ!?」
N「別に信じる気はありませんが‥‥見事な右ストレートでしたね、美しい人。
  目障りなカエルが見事に潰れて床に伸びてます。実にセイセイする光景です。
  そうですか、貴方がワタリの言っていたLの未来の花嫁ですか。
  という事は私の花嫁という事ですね。
  私、基本、年上は好みではありませんが、
  貴方のように美しく聡明で強い方なら‥‥ブヘッ!」
月「ハハハ、その話は父さんを通じて丁寧にお断りしたはずなんだけどな。
  (チッ、ワタリさん、まだ諦めてなかったのか)
  二人して伸びてる姿が同じなんて、もしかして血の繋がりでもあるのか?」
LN「「冗談じゃありません!誰がこんなクソガキ(最低な大人)と親子ですか!!」」
月「あ、やっぱり親子なんだ。復活の仕方もそっくり」
LN「「違います!!」」
月「別にどっちでもいいけど。竜崎、その白尽くめの子の事、僕に紹介してくれないのか?
  あっちの汗疹確定レザーマニアの子はちゃんと自己紹介してくれたけど」
L「アセモ?アセモって、何ですか?」
月「うわっ!汗疹を知らない?
  やっぱりお前エアコンの掛け過ぎで汗腺がいかれてるな!」
N「私も知りません。それよりレザーマニアって‥‥まさか‥‥!」

M「よォ、ニア。引き籠りのくせに抜け駆けとは、やるじゃねぇか。
  ちなみに俺は知ってるぜ、汗疹。確かにあれは辛い‥‥!
  しかし、レザー愛好家には避けて通れない道!俺は耐えて見せるぜ!!」
月「いやいや、そんな不健康で不衛生な我慢はしなくていいから。
  今度、六一〇はっぷのお風呂に入れて上げるよ、メロ。
  ついでに背中も流してあげようか」
M「おぉ!よろしくな、月」
LN松「「「風呂に入るなら私(僕)と‥‥!!!!!!」」」
LMN「「「お前は死んでろ!!!!!!」」」
松「ほげらぁぁ~~~~~~~~っ!」
月「やめろ!これ以上人員を減らしてどうする!」
L「止めないでください、月君!身の程知らずには制裁を!!
  貴方が私のために守って下さった操は私が美味しく頂く予定‥‥は?人員?」
月「お前のために守ってない!!
  そんな事より、ワタリさんに続いて父さんまでクーラー病で倒れたんだ!
  お前、僕があれほど設定温度は28℃って言っておいたのに守らなかったな!?
  しかも、夜もガンガン!冷房効かせただろ!!
  何だ!?この部屋の異常な寒さは!!」
L「あ、しまった‥‥月君が来る前に元に戻すはずが‥‥」
月「もう遅い!お前のせいで父さんは夏風邪をひいたんだ!!」
L「お父様が!?それはいけません!!」
月「誤魔化すな!
  ってか、遠くで父さんの『貴様に父さんと呼ばれる覚えはない!』と、
  叫んでる声が聞こえる気がするなぁ。
  ちょっとは元気になったんだね、父さん」
L「年寄は労わらないと」
月「ほぉ、それをお前が言うか!ワタリさんが倒れたのは誰のせいだ!!」
L「‥‥私です」
  (本当は倒れたワタリに代わって月君に私の身の回りの世話をさせよう、
   という私とワタリの作戦なのですが、
   ばれたらパンチだけで済みそうにないので、ここはおとなしく怒られておきましょう)

N「何やらきな臭いものを感じます‥‥」
M「あ~、俺も同じ。月ぉ、あんまりLのこと信用しない方が良いぜ。
  この猫背なオッサン、目的のためなら手段選ばないから」
L「誰がオッサンですか!誰が!!」
月MN「「だって僕(俺・私)達、10代だから(ですから)。ニコッ」」」
L「うわぁぁっ!お前達、月君の真似してニコッ、なんて微笑むんじゃありません!
  ちっとも可愛くないです!!むしろ不気味です!!!」
M「うるせぇよ、オッサン。三十路の独身引き籠り猫背カエル男は黙ってろ!
  それより、冷蔵庫は何所だ?オッサン。早く冷たい場所に保管しないと、
  俺の大事なチョコレートが溶けちまうだろ」
L「今、さり気に私を貶める単語を連発しましたね、メロ。
  って言うか!私は三十路ではありませんから!!私は未だ20代です!!」
N「29歳と364日でも20代と言いますね」
月「ふ~ん、すると、明日で30になるのか、竜崎。やっぱり、オッサンだな」
L「うわぁぁ~~~っ!月君まで‥‥!!」
月「だって僕、竜崎の本当の年知らないし。という事で、明日が竜崎の誕生日に決定!
  あ、お前の誕生日にはパーティ開いてプレゼントも渡すつもりだったけど、
  急な話だから全部なし!な」
L「月君のプレゼント!?それはもしや手作り!!??
  ア~ンド、初キッス!!!???」
月「ハハハ、ホッぺにチュウぐらいならな。
  ちなみに、バースデイケーキは粧裕で作り慣れてるから作ってやらなくもない。
  お前の大好きな苺と生クリームたっぷりケーキなんてどうだ?」
L「私の誕生日は10月31日です!ちなみに今私は24歳です!!」
月「あ、僕より7つも年上だったんだね、竜崎」
  (やった、難なくLの誕生日をゲット!フフフ‥‥こうやって次は本名を‥‥)
M「バッカじゃねぇ?」
N「やはり、名実ともにLはこの私が引き継いで‥‥」
月「さて、僕は溜まった家事でもするかな。
  ベッドでお菓子の屑を発見したら、約束通りおやつは10時と3時以外禁止だからな。
  僕が帰る時にはこのビルにあるお菓子というお菓子を全部回収するぞ」
L「‥‥だ、大丈夫、です‥‥」
  (大丈夫なはずです‥‥朝起きて直ぐに隅から隅まで調べましたから‥‥)
月「ウフフ、簡易鑑識セットをワタリさんから借りたんだよね。
  シーツに付着したケーキの糖分ぐらいは検出できるから。楽しみにしてろよ、竜崎」
L「は‥‥はい」
  (ギャァァァァァ‥‥‥ッ!ワタリの裏切り者ォォォォ‥‥!!!)

月「そうと決まればお前はさっさと捜査を開始しろ。
  あ、部屋の設定温度は28℃だからな」
L「‥‥はい」
月「そんな顔するなって、こっちの仕事が終われば僕も手伝ってやるから」
L「はい!」
月「ちなみに今日の10時のおやつは水羊羹だ」
L「大好物です!」
月「お昼は流し素麵でいいか?模木さんに言って台を作ってもらったから」
L「あの流れて来る白い麺を箸で掬うやつですね?
  私、あれ上手く救えないのですが‥‥」
月「大丈夫。竜崎の分は僕が掬ってやるよ」
L「う、嬉しいです月君!それを楽しみに今日もキラ捜査(の振り)に励みます!!」
月「それでこそ世界の切り札だ。頼もしいぞ、竜崎」
L「月く~~~~~~ん!!!」
月「ほら、仕事場に行った行った」
L「は~~~~い!!」

N「‥‥どう見ても尻に敷かれてますね」
M「だな。何所からどう見ても、奥さんに操られて死ぬまで働かされる旦那だな」
N「過労死決定ですか?」
M「28℃設定であのLが我慢できると思うか?絶対こっそり22℃ぐらいにはしちまうって。
  でもってその度に怒られるけど、何だかんだとあの美人さん、Lには甘いと見た。
  エアコンに甘味三昧。結局体壊して早死に‥‥目に見えるようだぜ」
N「キラに本名がバレなくても死亡ですね。すると、Lの遺産は誰の手に‥‥?」
M「あの様子じゃ、既に遺言書は書いてある気が‥‥」
N「自信過剰のLが遺言状ですか?腹上死しても生き返りそうなLが?」
M「いや、まだ思いは遂げてないみたいだから、
  『こんなに貴方を愛してるんですぅ』って遺言状を見せて無き落とし、
  ってのを狙ってる気がする」
N「うわっ、金持ちの年寄りが靡かない女を口説く時の常套手段じゃないですか、それ。
  想像したくないですが、120%有り得そうで嫌です」
M「具体的すぎるぞ、ニア。気もち悪くなって来た。
  チョコレートでも食べて気分を直そう」
N「そっちの方が更に気分悪くなりそうなのですが」

松「あのぉ、君達、どうしてここに来たの?見たところ竜崎の関係者みたいだけど‥‥」
M「何だ、未だ生きてたのか」
N「しぶといですねぇ。ワタリのメールにあった通りです」
松「いや、生きてますって。
  僕も月君の上で腹上死なら本望なんですが‥‥ふぎゃらぁぁっ!」
M「ホントに!一言多い奴だな」
N「私がLになったらお払い箱です」
月「ハハハ、物騒な話してるな、二人とも。
  メロと、えぇと、ニアでいいのかな?」
N「はい。よく判りましたね、私の名前」
月「さっきメロがニアって呼んでたからね。君もLの後継者候補?」
N「はい。私が候補者№1です」
M「ペーパーテストの結果だけだろ!探偵は現場での行動力があってこそだ!」
N「そんなものは部下を使えば済む事です」
月「頼もしい子達だね。アイスクリーム食べる?」
  (ふん、今のうちに手懐けておくか)
M「チョコ味か?」
月「サーティワンアイスだから、選り取り見取りだよ。
  (チョコレートごときで釣れるなんて、なんて安上がりな子なんだ)」
M「‥‥‥(私は絆されませんよ)」
月「ほら、ニア。君にはウェハースとチェリーも付けて上げる。
  (この子は特別視されるのが大好きと見た!しかもスーパーツンデレ)」
N「‥‥食べます(今私にだけ微笑みましたね?私に惚れましたか?)」
月「これから仲良くやってこうね」
M「おう!よろしくな、月!!
  (家事の上手な美人パートナー‥‥ワタリの言った通りじゃねぇか!
   Lには勿体ない!絶対俺が奥さんにもらう!!)」
N「仕方ないから仲良くしてあげます。ラ、月さん‥‥
  (私に惚れるとは人を見る目があります。気に入りました、月さん)」
月「はい、よろしく。
  (うぅ、今何やら背中に悪寒が‥‥)

ワ「フフフ、上手く行きましたね。
  『お月さまを奪取して世界の切り札になろう!』作戦。
  Lがまだ若いせいで跡目がなかなか回って来ないだろうと、腐っていたあの子達も、
  これで俄然やる気が出たようです。
  竜崎も自分の地位が脅かされるとなれば我儘を言ってる暇はなくなるでしょう。
  流石は月様!このワタリが見込んだLの花嫁兼パートナーなだけの事はあります!
  あの、今更躾け直しなんて面倒な事は嫌だ!なカエルも、
  へたすりゃカエルの二の舞な、こまっしゃくれたクソ生意気なガキどもも、
  こうも容易く陥落させるとは!
  このワタリ、老い先短い人生をのんびりまったり過ごすためにも、
  貴方様に付いて行きますぞ~~~!」


松「あのォ、これのどこが暑さ対策なんですか?」

 

 

 

 

 


 

※あれ?当初の予定と全然違う話に‥‥
 状況的には第2のキラは未だ出現せず、月が捜査を手伝いに来る日が続いてるって感じで。
 当然月はキラ様です。Lは月がキラだと確信しつつメロメロ。
 自分が愛の力で月を更生させようと思っています。
 ワタリは済し崩しに月をLの花嫁にして引退しようと目論んでます。
 これ、当サイトのデフォルトです(笑)。
 ワイミーズ連中は正直キラなんてどうてもいいと思っていたり?
 ワタリさんは、こんな手のかかる探偵なんて育てなけりゃよかった、と思っていたり?(笑)
 さてさて、勝ち残るのは誰でしょう。

 

 

 

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