謹賀新年(2009)

L月MN「あけましておめでとうございます」

L「ふぅ‥‥とうとう年が明けてしまいましたねぇ」

月「何だ?その嫌そうな口ぶりは?新しい年になって何か文句でもあるのか?」

L「いえいえ、とんでも有りません。
  ただ、ここのサイトの管理人が余りに不甲斐ないものですから‥‥」

M「ようするに、管理人が遣り残し一杯のまま年越しちゃったのが不満なんだよ、Lは」

N「完結してない連載だとか、書きかけ原稿の山だとか」

月「いやいや、山になるほどないから。ここの管理人、多作出来ない性質だからね」

L「日記で連載中の話、もともとは私の誕生日おめでとう話だったのですよ。
  私を幸せにすると豪語しておきながら、あの体たらくです。
  これが怒らずにいられましょうか!」

N「同じくクリスマス話も書き掛けで‥‥あれは、私が主人公の話でしたのに」

M「やめとけよ、ニア。このサイトにおけるシリアス話のお前の扱いは、
  お笑いの比じゃないから。絶対、お前にとって幸せな結末にはならないから」

月「メロ、そんな本当の事をサラッと言わなくても‥‥」

L「月君‥‥貴方、今キラモードですね?」

月「ん?何の事かな?」

N「構いません。私、白より黒い月さんの方が好きですから」

M「ニア、お前Sと見せかけて、実はMだったのか‥‥!」

月「うふふふふ‥‥僕、下ネタは嫌いだよ」

LMN「やっぱりキラモード‥‥」

 

L「と、とにかくですね、年が改まってめでたい限りです」

月「逃げたね‥‥」

M「うん、めでたい、めでたい」

N「めでたいついでにお年玉ください、L」

月「ニア?お年玉、知ってるの?」

N「はい、知ってます。日本のポピュラーな季節行事の一つでしょう?」

M「何だ何だ?」

N「おや、メロは知らないのですか(これでポイント一つ頂きです)」

M「くっ‥‥!(に、日本の季節行事だとぉ!?やべぇ、調べてねぇ!)」

月「メロ、お年玉、と言うのはね、
  年明けに子供が家族や親戚、親しい大人達からお祝いにもらえるお小遣いの事だよ」

M「小遣い!?日本の子供は新年の祝いにお金をもらえるのか?」

月「そうだよ」

M「クリスマスには物をもらえて新年には現金?なんて贅沢なんだジャパニーズチルドレン!
  うらやましすぎる!!」

月「昔は寸志程度の小銭だったらしいけど昨今は‥‥
  世界には、その日の食べ物にも困っている子供達が大勢いるのに‥‥
  それを考えると、あまりいい習慣ではなくなって来てるのかもしれないね‥‥」

LN「(メロ!何、月君~さん~を悲しませてるんですか!)」

M「(うぉぉっ!二人して俺の足踏むんじゃねぇ!!)」

N「ですから私はキャッシュではなく、貴方の信愛の証が欲しいですね、L」

L「(こっちに振るか!?)新愛の証ですか‥‥
  判りました。そういう事でしたらあれを‥‥ちょっとお待ちなさい」

M「え?何?マジで何かくれるの?あのLが!?」

月「大人になったんだなぁ‥‥(ジ~ン)」

MN「(胡散臭すぎる‥‥)」

L「ということで、はいお年玉です。メロ、ニア」

MN「あ、ありがとう(ございます)」

月「ポチ袋にしては大きすぎないか?」

M「って、どう見ても書類封筒だし!」

N「何ですか、この依頼書は‥‥これの何処がお年玉?」

L「退屈極まりないくだらなさ過ぎる事件の依頼です。
  しかし、報酬はトップクラス。全額、貴方達が受け取ってかまいません。
  ただ受動的に受け取る現金と違って、世の中に貢献して受け取るのです。
  意味のあるお年玉でしょう?誉めてください、月君」

月「よしよし、Lは賢いなぁ」

MN「(打倒!カエル探偵!!)」

 

今年もワイミーズは平和です。

 

 ★ ☆ ★ ☆ ★

 

ミ「あけましておめでとう~~~!
  可愛い海砂ちゃんがお年始の挨拶に来ました~~~(愛)!!
  はい、詰らない物ですがどうぞ」

月「海砂、明けましておめでとう。今年も宜しく。
  別に気を使わなくていいのに。いつもありがとう」

ミ「うんうん、宜しくされちゃう!海砂も宜しくねぇ」

L「(五月蠅いのが来ました。
  Lビルの場所を海砂さんに知られたのは、このL、一生の不覚)
  明けましておめでとうございます。そしてとっとと帰りやがれ低能アイドル」

月「うふふふ、相変わらずお客様に失礼な奴だな。今年こそそれを直さないとね。
  あぁ、海砂。ちょうどお雑煮を食べようと思ってたんだ。海砂もどう?」

ミ「わぁ~い!食べる食べる!朝早くからちょっとした仕事があったもんだから、
  海砂、おなか減ってたんだぁ!(実はこれを狙って来たのだぁ!)」

L「(口に出さずとも腹の中が見え見えだ、貧乳アイドルめ)
  月君、お餅はダイエットに良くないんじゃないですか?」

ミ「大丈夫だよぉ、その分明日のハードな仕事で消化しちゃうも~ん。
  (余計なお世話だ、カエル!今年こそは邪魔させないんだから!!)」

月「そうか。じゃぁ、御節も食べる?僕が作った物だから大した物じゃないけど」

ミ「食べる食べるっ!月の作った物だったら何だって食べるぅ!!
  (やたっ!月の手作り御節ゲット!!)」

L「(し、しまった~~~!ただでさえ松田達に取られて減ってしまった月君手作り御節!
  更にミサミサにまで食べられてしまうとはぁ~~~!)」

月「ほら、お前も席に着けよ。今持って来るから待ってて、海砂」

ミL「は~い」

 

ミL「ご馳走様でした」

月「はい、ご馳走様」

ミ「美味しかったよぉ~、月のお節!月、また料理の腕上げたね。
  これなら何時でもお嫁に行けちゃうよぉ。海砂、お婿さんに立候補するぅ!」

月「ははは、ありがとう海砂。お世辞でも嬉しいよ。
  そうだねぇ、海砂ももう売れっ子タレントだから甲斐性バッチリだよね。
  女優業も頑張ってるし、何処ぞのカエルなんかよりよっぽど頼りがいがあるかも。
  お嫁さんにもらってもらおうかなぁ、僕」

ミ「キャァ~!その気になったら何時でも言ってぇ!!海砂、すぐに迎えに行くからぁ~~!
  今すぐでも勿論OKだよぉ!!!」

L「ラ、ララ、ラ‥‥月くん?」

月「頼もしいねぇ、海砂は。あぁ、ゆっくりしてて、今お茶を煎れて来るよ」

L「‥‥どういうつもりですか、このあばずれ」

ミ「そんなの、月を竜崎さんから奪い返すつもりに決まってるじゃ~ん!」

L「何が、じゃ~ん、ですか。頭の悪さ全開ですね。
  月君は私のパートナーです。それは月君も承知の上です。それを今更‥‥」

ミ「仕事のパートナーと人生のパートナーは違いますぅ」

L「じ、人生のパートナーだって‥‥」

ミ「キス以上行ってないくせに」

L「そ、それはお互い様です!(何故知ってるこの女ぁ!!)」

ミ「今年こそは海砂、最後まで行くから!」

L「私だってそのつもりです!」

ミ「ホモ!海砂の月に触らないで、ホモ菌が移るでしょ!」

L「それはこっちの台詞です、おバカアイドル!貴女のバカ菌が月君に移るとは思えませんが、
  その図々しさが移ったらどうしてくれるんですか!!」

ミ「何よ!」

L「何ですか!」

月「話が弾んでるようだね」

ミL「月(くん)、どうしたらそう見えるか教えて欲しいよ(です)」

月「ところで、海砂。はいこれ」

ミ「え?何々?お年玉?」

月「とっくに社会人になってる海砂にお年玉は変かもしれないけど、いつも頑張ってるからね。
  僕からの気持ちだと思って受け取ってくれると嬉しいな」

ミ「クリスマスプレゼントに続いてお年玉まで!キャ~ン!嬉しいよぉ、月ォ!!」

L「な、何ですと?お年玉?しかも、何時の間にクリスマスプレゼントなんか‥‥」

ミ「あっ、お守りだ!それと、定番の五円玉!」

月「お守りは足利市の厳島神社美人弁天様のお守りだよ。
  美と健康と長寿の神様だから海砂にはぴったりかな、と思ってね。
  五円玉は、もちろん御縁がありますようにって。タレントは人脈が大切だろ」

ミ「ラ、月ォ‥‥ありがとう(ジ~~~~ン)」

L「くっ‥‥わ、私だって柴又帝釈天のお守りをもらってます‥‥(ブツブツ)」

ミ「ところで、竜崎さんは海砂にお年玉くれないの?」

L「は?(そうきましたか、何と図々しい)」

ミ「もちろん期待なんかこれっぽっちもしてないし、
  そもそも竜崎さんがお年玉用意してるなんて微塵も思ってないけど、
  ここへ来る時はいつも手土産持って来てる海砂ちゃんに、
  チョコッと感謝の気持ちを表してくれてもいいんじゃな~いって感じ?」

月「ははは、してやられたな竜崎」

L「くっ‥‥(いい気になるなよ、ミサミサ!)
  判りました。不本意ではありますがお年玉を差し上げます」

月「は?無理するなって。海砂に仕事の依頼を押しつけても無理だぞ」

ミ「あ~ら、どんなお年玉をくれる気なのかしら?自己中カエル探偵さんは」

L「‥‥手を、掌を上にして出してください‥‥」

ミ「?こう?(え?マジで何かくれるの?それも今?何にも持ってなさそうだけど)」

L「もう少し前に出して、下に下げて‥‥」

月「(何だろう‥‥無性に嫌な予感がする‥‥)」

ミ「言う通りにしたわよ?」

月「竜崎‥‥お年玉は良いからデザートのケーキを‥‥あっ!」

ミ「え?」

L「受け取りなさい!この世に一つしかない世界の切り札の『落とし(金)玉』!!」

月ミ「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥!!!!!!?????」

ミ「こ、こ、こ、この生温かい感触は‥‥‥まさか‥‥‥‥!?」

月「握り潰していいぞ、海砂!!」

ミ「ラジャー!!」

L「ギャァァァァ~~~~ッ!ジョークです、ほんのジョークですぅぅぅ~~~!!!」

月「成敗!!」

ミ「死ねぇっつ!変体カエル!!!」

 

月「下ネタは嫌いだって言ったよね、僕」

L「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

ミ「月ォ!初詣行こうよぉ!」

月「そうだな、行こうか。竜崎の奴、当分目を覚ましそうにないしね」

ミ「わ~い!(今年初のデートだぁ!!)」

 


M「バカだな」

N「バカですね」

ワ「嘆かわしい‥‥」

 


※ちょっとどういう設定か自分でも不明。
取り敢えず、L月MNで仲良く探偵をやっている模様。
キラ事件は‥‥あったのか?解決したのか?

 

 

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